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2017.08.01

「Doctor’s Four Seasons 2017 Autumn Vol.44」に掲載されました

メディア掲載

「Doctor’s Four Seasons 2017 Autumn Vol.44」に、メディカルノートM&A事業責任者の長田耕一が執筆するコラムが掲載されました。

 

 

 

 

クリニックM&Aよろず相談所①
―辞めたくない院長、辞めさせたい家族―

 

先日、こんな相談がありました。
「院長には、もういい加減にやめてもらいたいんです。」

パワハラ?セクハラ?そんな勘違いをしそうなセリフですが、実は院長夫人からの相談でした。体調を崩した院長に医院を辞めてもらいたいが、体調を崩しながらも休まず診療を続ける院長にどう話していいかわからない。どうしたらいいのでしょうか?という内容です。
引退をしたいが医院を継ぐ者がいない、どうすればよいか?という相談には、閉鎖or医師雇用or承継といった幾つかの方法から状況を踏まえて選択していくこと、時には複数を同時並行で進めていくことを提案し具体的な業務として進めていきます。
診療に対する院長の想いと、夫人の心配。相反しているわけではないですが、気持ちがすれ違っている状態での相談にはどう応えればいいのでしょう。

 

◇◇◇◇◇

 

この様な状態で強引に承継案件として扱うと、後のトラブルの要因となります。なかには、買い手が見つかれば院長もきっと理解してくれますからといった言葉で強引に売り案件にすることを勧める仲介業者がいます。しかし、家族の気持ちが統一されていない状態で相手と交渉をしてもしっかりした交渉ができるはずはありません。結局は院長と家族がすれ違ったままの中途半端な交渉が続き、置き去りにされ不満を持った相手方から断られたという相談をよく受けます。

まずは家族が“気持ち”を“意見”に変えて議論できる状況を創り出す必要があります。それには、皆で第三者承継や引退をテーマにしたセミナーに参加してみることがよい切っ掛けになります。しかし、このケースでは院長が簡単に重い腰を上げてくれるはずはありませんでした。そこで皆との個別面談を設けることとなったのですが、夫人が単独で相談に行ったという訳にはいきませんので、懇意にしている顧問税理士にお願いをしてそこからの紹介ということで面談を行いました。
面談では引退を勧めるのではなく、引退の時期によって起こった事例を紹介しながら幾つかの方向性を説明するにとどめ話し合いの切っ掛け創りを優先したところ、最終的には院長が引退の期限を2年後と決め家族はそれを全力でサポートすることとなりました。
引退を決めたこの院長は、医院のゴールは自分で切りたいとして医院廃業を選択し、当社では廃業を手伝いました。クリニックM&Aのサービスを利用してもらうことはありませんでしたが、家族の皆が納得した幕引きとなったのは喜ばしいことでした。

 

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クリニックの第三者承継は、医院の整理・相手探し・相手との交渉・引き渡しと、未経験のことばかりが起こります。まずは、味方である家族との意見統一が必須で、それにはしっかりと話し合うことが大切です。

 

 

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